研究課題/領域番号 |
17H06984
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 宮城大学 |
研究代表者 |
渡邊 章子 宮城大学, 看護学群(部), 講師 (20804058)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 認知症看護 / 死別 / 高齢者 / エンド・オブ・ライフ / グリーフケア / エンド・オブ・ライフ・ |
研究成果の概要 |
本研究は配偶者と死別したアルツハイマー型認知症(Alzheimer’s Disease、以下AD) 高齢者の喪の様相を明らかにし、AD高齢者の支援を検討することを目的とした。自宅または長期ケア施設で生活するAD高齢者に関わる家族と専門職にインタビューガイドを用いた60分間の半構造化面接を行い、得られたデータを質的帰納的に分析をした。 家族が行っていた支援は【死別について何度も説明する】【法事や墓参りなどに参加する】であった。専門職が行っていた支援は【薬物療法】【家族の話を傾聴し支える】であった。家族と専門職の両者が行っていた支援は【認知症者の反応に合わせた対応】であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現状では遺族となった認知症高齢者を支援するプログラムや教育方法が確立されておらず、介護の現場では手探りで認知症高齢者の支援を行っている。こうした現状を改善するために、認知症高齢者の喪の過程を明らかにし、その支援方法を開発することで認知症高齢者の精神面の安定につながり、医療費の削減や住み慣れた場所での生活継続が可能となる。また、介護家族の負担の軽減、施設における認知症ケアの質向上につながる。
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