研究課題/領域番号 |
17H06999
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 石川県立看護大学 |
研究代表者 |
三部 倫子 石川県立看護大学, 看護学部, 講師 (70639012)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | LGBT / SOGI / 家族 / 看護 / 医療 / 社会学 / 社会調査 / 家族社会学 / 看護学 / 医療・福祉 |
研究成果の概要 |
本研究は、医療機関においてLGBTの患者と看護師との家族をめぐる相互行為上の齟齬を明らかにするのを目的とした。性の多様性を踏まえた医療体制がどれだけ整っているかを把握するため、1)看護部長を対象とした質問紙調査を実施、さらに2)質問紙調査と併せて、LGBTの患者を担当したことのある看護師へのインタビュー調査協力者リストを作成した。看護部長の解答から、医療機関では「家族」から同性パートナーが排除されがちであることや、トランスジェンダーの患者が受診を躊躇う環境となっていることがわかった。今後のインタビュー調査への協力可能な医療機関が30弱ほどあることが把握できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アンケートの結果から、LGBTの患者を理解するための研修を望む声が9割を超えており、性の多様性を踏まえた看護や医療を提供したいと考えている医療機関が多いことがわかった。これまで、患者側のLGBTを対象とした調査研究はあれども、日本国内で医療機関を対象とした実態調査はなされていなかった。本研究の成果は、平等に医療を受ける権利を保障する医療体制を整備するための、基礎的資料となるものである。
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