研究課題/領域番号 |
17H07010
|
研究種目 |
研究活動スタート支援
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
高齢看護学
|
研究機関 | 三重県立看護大学 |
研究代表者 |
前川 早苗 三重県立看護大学, 看護学部, 講師 (30805982)
|
研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
|
キーワード | 学校精神保健 / 養護教諭 / 自傷行為 / メンタルヘルス / 学生相談 / 学校 / 青少年問題 / 自殺予防 / 教育 / 高校生 |
研究成果の概要 |
本研究では、高校に勤務する養護教諭らに対して自傷行為を行う生徒への対応方法についてインタビューを実施した。 養護教諭らは自傷を否定せずに生徒の気持ちを受け止めながら、関係の構築を行っていた。そして、生徒と家族に対して問題の対処が行えるように支援し、生徒の健康的な部分を大切にしながら成長を見守っていた。学校の支援体制として、支援する教員のサポートが行われており、養護教諭らがチーム体制の構築に貢献していた。 また、養護教諭らは自らのメンタルヘルスを保つために学内外の資源を活用していた。そして、身近に相談ができる体制を求めており、支援についての具体的な方法や知識を学ぶ機会の必要性を感じていた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学校において生徒の自傷行為は重要な問題であり、学校をとりまく社会的な変化としてメンタルヘルスの支援が重要視されている。自傷行為を行う生徒に対して養護教諭らの担う役割は大きく、本研究で明らかになった具体的な対応方法や学校での支援体制、養護教諭らがさらに必要と感じている体制について明らかになり、学校での支援体制の構築に貢献すると考えられる。また、学校では支援期間の限界があるため、学校での支援体制を明らかにすることは、その後の支援機関における支援体制の構築にも貢献することができる。
|