研究課題/領域番号 |
17H07025
|
研究種目 |
研究活動スタート支援
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
食生活学
|
研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
中屋 愼 大阪府立大学, 研究推進機構, 客員研究員 (90736886)
|
研究協力者 |
北村 進一
水野 淨子
庄條 愛子
藤原 永年
小谷口 美也子
高橋 良輔
|
研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | クレソン / グルコシノレート類 / イソチオシアネート類 / ジベンジルウレア類 / 脂質代謝改善効果 / 脂質代謝改善 / グルコシノレート / HPLC-UV-CAD/MSn法 / 分子種分析 |
研究成果の概要 |
葉菜類であるクレソンはさまざまな健康増進効果をもつことが知られているが、そのメカニズムなど科学的根拠が明確には示されていない。我々はクレソンがもつ食品の3次機能(健康機能性)を調べ、クレソンが脂質代謝改善効果を示すことを動物実験により明らかにし、さらにこの改善効果をもたらす機能性成分を調べた。その結果、フェネチルイソチオシアネートおよび1,3-ジフェネチルウレアである可能性が高いことが分かった。特に、1,3-ジフェネチルウレアは、微量でありながら強い改善効果を示したことから、クレソンに含まれる主要かつ新規な機能性成分であると考察している。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
クレソンに微量しか存在しない1,3-ジフェネチルウレアの定量分析方法を確立し、さらにその脂質代謝改善効果を明らかにした本研究成果は、食品の健康機能性研究の基礎的知見として非常に有用であり、ヒトにおける効果の証明など発展的な研究の礎となる。 また、本研究により得られた健康機能性に関する知見は、科学的根拠に基づくクレソンの利用を促進し、さらなる普及に役立つと考えている。これは、国民の健康寿命の延伸と医療費の削減の一助となる。
|