研究課題/領域番号 |
17H07034
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
丸岡 慎平 和歌山県立医科大学, 医学部, 準客員研究員 (70805738)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 食道癌 / 遺伝子 / ウイルス療法 |
研究成果の概要 |
難治性食道がん患者の血漿中がん由来遺伝子circulating tumor DNA (ctDNA) をdigital droplet PCR法 (ddPCR)にて検査し、がん特有の変異遺伝子や増幅遺伝子の特徴を同定し、これらをターゲットとした 「遺伝子制御型抗がんウイルス」を開発することを目的とし研究を行いました。ddPCRによる遺伝子変異の検出は実際には困難で、最終的に食道扁平上皮がん症例30例について検討しましたが、そのうち明かな遺伝子変異を認めた症例はわずか1例でした。食道がんにおけるctDNAの変異検出頻度は低く、当初計画していた抗がんウイルスへの応用が難しい結果となりました。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
遺伝子変異の検出は研究計画の際に想定していたよりも困難で、遺伝子変異の閾値設定が難しく、どれくらいの変異頻度をもって「変異あり」と決定するかという問題がありました。そこで正常組織として末梢血単核球細胞をddPCR法にて解析し、変異の疑いがあるサンプルと比較検討するなどの工夫を行いました。 最終的に食道扁平上皮がん150サンプルに対するddPCRによる変異遺伝子解析を行ないました。そのうち明かな遺伝子変異を認めた症例はわずか1例でした。 今回のctDNAを対象とした食道がんにおけるctDNAの変異検出頻度は低く、当初計画していた抗がんウイルス療法への応用が難しい結果となりました。
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