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甲状腺未分化癌に対する免疫チェックポイント阻害治療の有用性に関する検討

研究課題

研究課題/領域番号 17H07035
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関和歌山県立医科大学

研究代表者

榎本 圭佑  和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (30805750)

研究期間 (年度) 2017-08-25 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード甲状腺未分化癌 / PD-L1 / 免疫チェックポイント / 免疫治療 / 分子標的治療 / 甲状腺癌 / 未分化
研究成果の概要

甲状腺未分化癌におけるPD-L1の発現状況を免疫染色法を用い調査した。甲状腺未分化癌では、甲状腺乳頭癌、甲状腺濾胞癌、腺腫様甲状腺腫などの組織型と比較して有意にPD-L1の発現が亢進している事がわかった。
また、甲状腺未分化癌モデルとなる細胞株でのPD-L1発現状況を調査した。ウェスタンブロット法と免疫染色でそれぞれ過剰発現を確認する事ができた。このセルラインを免疫不全マウスに移植し、甲状腺未分化癌・腫瘍モデルを作成した。パラフィンブロックからのスライドを作成し、免疫染色にて過剰発現がvivoでも見られることを証明した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

甲状腺未分化癌は非常に進行が早く(1年生存率30%以下)、治療方法が限られた癌種である。我々は本研究を通して甲状腺未分化癌においてPD-L1の過剰発現が見られることを見出した。このPD-L1過剰発現した腫瘍は、PD-1抗体(Nibormabなど)を用いた治療が可能となる可能性がある。甲状腺癌を対象としたPD-1抗体の臨床試験を行う前に、モデルマウスでも効果が見られるかを検証する必要があり、本研究はその前段階のモデルマウスを作成し、PD-L1の過剰発現を確かめた。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019 2018

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 甲状腺がんとPD-L12019

    • 著者名/発表者名
      榎本 圭佑
    • 学会等名
      第12回和歌山耳鼻咽喉科・頭頸部外科 臨床懇話会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 甲状腺未分化癌に対するアミノ酸トランスポーターを利用した分子標的治療2018

    • 著者名/発表者名
      榎本 圭佑
    • 学会等名
      第61回日本甲状腺学会学術集会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2017-08-25   更新日: 2020-03-30  

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