研究課題/領域番号 |
17H07036
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
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研究機関 | 広島市立大学 |
研究代表者 |
石川 直樹 広島市立大学, 情報科学研究科, 助教 (00801713)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 大規模アンテナアレイ / 情報理論 / 差動符号化 / 非同期検出 / 空間変調 / インデックス変調 / 順列変調 / 非正方射影 / 無線通信 / 広帯域通信 / 移動体通信 / 情報通信工学 |
研究成果の概要 |
大規模アンテナアレイシステムにおいて、高いスループットを維持したまま非同期検出を可能とする差動符号化方式について研究した。拡大体と順列行列による差動空間変調に基づき、制限付き通信路容量、濃度、復号演算量、信頼性の観点から基礎的な特性を明らかにした。また、「正方・非正方射影」と命名した独自のコンセプトにより、従来の差動符号化方式の欠点であった送信レートの低下問題を解決した。これにより、送信アンテナ数がM本の場合は送信レートを最大M倍まで改善できる。IEEE国際誌における5件の論文発表を通して、高速かつ非同期な広帯域通信方式の基礎理論を確立した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は過去20年間に渡って研究されてきた差動符号化方式の課題を解決する唯一の方式である。直交性のある正方行列(ユニタリ行列)を非正方行列に射影し、非直交にも関わらず直交しているかのようにチャネル推定不要の非同期検出を可能とする点が特に独創的だと考えている。送信レートが非常に高く通信オーバーヘッドが小さいという利点を活かし、無線通信デバイスのバッテリ消費削減に加え、モノのインターネットや小型ドローンの無線制御などへの応用が期待できる。
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