研究課題/領域番号 |
17H07037
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 高知県立大学 |
研究代表者 |
原田 圭子 高知県立大学, 看護学部, 助教 (20806062)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 積雪寒冷地 / 高齢者 / 閉じこもり予防 / 外出 / 在宅高齢者 / 外出に対する支援 / 地域在住高齢者 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,積雪寒冷地在住高齢者の閉じこもりに焦点を当て,積雪期と非積雪期における外出目的別の頻度および外出に対する楽しみの程度と,外出に対する自己効力感との関係を明らかにした.2時期それぞれに郵送法による質問紙調査を行った.外出に対する自己効力感を高める外出目的は,頻度では2時期とも「日用品の買い物」,積雪期のみ「友人・知人と会う」「散歩・運動」であった.楽しみの程度では積雪期のみで,「受診」「役所・金融機関」「地域での役割」「除雪」であった. 積雪寒冷地在住高齢者の外出に対する自己効力感を高める要素は,積雪期に外出の楽しみを見出すことであることであると示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果の学術的意義は,積雪寒冷地において高齢者の閉じこもりを予防するために,気候の違いに着目して外出の頻度と楽しみ度の実態を明らかにしたことである.対象者の生活環境に応じて,看護専門職としてどこに働きかけることができるかについて示唆を得ることができた.社会的意義は,高齢化が進む中,生活環境に応じた閉じこもり予防に対する社会的方策の示唆を得ることができたことである.看護専門職と地域社会が協働して高齢者の外出環境を整えることで,地域包括ケアシステムが目指す,高齢者の尊厳の保持と自立生活のための支援を受けながら,可能な限り住み慣れた地域で,自分らしい暮らしを続けるための知見につながる.
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