研究課題/領域番号 |
17H07040
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
社会心理学
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研究機関 | 高知工科大学 |
研究代表者 |
日道 俊之 高知工科大学, フューチャー・デザイン研究所, 助教(PD) (80800995)
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研究協力者 |
大坪 庸介
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 共感 / 個人的苦痛 / 共感的関心 / 心拍活動 / 心拍減速 / 社会心理学 / 生理心理学 / 援助行動 |
研究成果の概要 |
本研究は2つの心理学実験から,他者に共感することにより生じる共感者自身の苦痛(個人的苦痛)及び思いやり(共感的関心)が心拍活動と関連するか否か検討した。その結果,他者の不快感情に共感した直後の心拍活動の減速(副交感神経系の活動を反映)が,個人的苦痛及び共感的関心と逆U字型の関係にあることを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
心拍活動の減速が共感と関連することが従来から指摘されていたが,線形の関係ではなく逆U字型の関係を示す可能性を見出した研究は少ない。今後の研究では,心拍活動が「どのように」共感に関連するかといったメカニズム面での理解が重要となるだろう。その検討により心拍活動と共感の関係性が十分に理解されれば,バイオフィードバックによる共感性への介入など研究知見の応用的な活用が期待できる。
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