研究課題/領域番号 |
17H07043
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 九州歯科大学 |
研究代表者 |
原口 和也 九州歯科大学, 歯学部, 助教 (90807471)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | hTERT遺伝子 / 異常メチル化 / 口腔癌スクリーニングシステム / 口腔癌 / 白板症 / 電気化学的測定法 / テロメラーゼ / 電気化学測定法 / 口腔扁平上皮癌 / 口腔粘膜疾患 / TSPYL5遺伝子 |
研究成果の概要 |
テロメラーゼは癌患者で高発現しており、新たな癌マーカーとして期待されている。テロメラーゼはhTERT、hTRなどからなる酵素複合体であり、本研究ではhTERT遺伝子プロモーター領域のCpG部位における異常メチル化を指標としたスクリーニングの可能性を検討した。本研究にはElectrochemical Hybridization Assay (EHA)を用いた。結果、口腔癌患者では正常口腔粘膜と比較して、hTERT遺伝子のCpG部位における異常メチル化が高率に見られた。これより口腔癌におけるhTERT遺伝子の異常メチル化は口腔癌のスクリーニングシステムとして有用である可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
癌患者および癌による死亡者数は増加傾向にあり、口腔癌においても例外ではない。そのため、癌の早期発見、早期治療の重要性が叫ばれている。しかしながら、口腔癌は直視できる部位に生じるにも関わらず、早期発見が可能な確立されたスクリーニングシステムが存在しない。本研究は口腔癌早期発見のためのスクリーニングシステムの確立を目標として行った。本研究ではテロメラーゼを対象とし、その構成遺伝子であるhTERT遺伝子の異常メチル化をターゲットとしてスクリーニングシステムの確立を目指した。本研究が臨床応用されることで、口腔癌の早期発見、早期治療が可能となり、国民の健康増進の一助になりうる可能性があると考える。
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