研究課題/領域番号 |
17H07047
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
身体教育学
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研究機関 | 北海道医療大学 |
研究代表者 |
鈴木 伸弥 北海道医療大学, リハビリテーション科学部, 助教 (20803654)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | リハビリテーション / 転倒予防 / 姿勢制御 / 神経可塑性 / 経頭蓋的磁気刺激 / 前庭刺激 / 姿勢反応 / 予測的姿勢調節 / 可塑性 / 可塑的変化 |
研究成果の概要 |
本研究では、健常成人を対象に、姿勢反応に関わる神経経路を賦活化し、可塑的変化を誘導する方法論を検討した。本研究の結果、第一に、前庭刺激は、上肢筋を支配する脊髄介在ニューロン系を促通することが明らかとなった。第二に、大脳皮質一次運動野ならびに末梢神経に対する反復的連合性ペア刺激は、上肢運動に伴う姿勢反応を変化させることが明らかとなった。これらの知見は、前庭刺激や反復的連合性ペア刺激を用いることで、姿勢反応に関わる皮質脊髄路系の機能を修飾可能であることを示唆する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
直立姿勢を崩した際に、再び体幹を直立位に保つ、素早く手足を踏み出すといった反応は、高度に自動化されたものであるため、これまで学習が困難であると考えられてきた。本研究では、大脳皮質、前庭あるいは末梢神経への非侵襲的刺激法を用いることにより、姿勢反応に関わる神経経路を賦活させ、可塑的変化を誘導することが可能であることが明らかとなった。これらの知見は、高齢者の転倒予防法の開発に向けた基礎的知見であると考えられる。
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