研究課題/領域番号 |
17H07048
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
矯正・小児系歯学
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研究機関 | 北海道医療大学 |
研究代表者 |
河口 馨太朗 北海道医療大学, 歯学部, 助教 (70803641)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 歯科矯正用材料 / バイオアクティブガラス / EPD / 矯正用ワイヤー / 生体活性 / 再石灰化 / 生体活性ガラス / 矯正 / 生体材料 / EPD法 / 表面改質 / BAG / 歯科理工学 / 生体材料学 |
研究成果の概要 |
15 Vの電圧の付与により,ステンレススチール(SS)の表面はBAG層で均一に被覆されて乳白色を呈するようになり,反射率とL*においてより高い値となることが確認された.また,BAGでコーティングした試料は,コントロール群と比較して高い表面粗さを有するが,より高電圧の条件下で表面が比較的平滑になることが分かった.さらに,三点曲げ試験によってBAGワイヤーはコントロール群よりも6.9-12.0%の弾性係数の低下が確認された.そして,BAGワイヤーと矯正用ブラケット間に生じる摩擦係数は,10Vの電圧で表面改質したワイヤーの方が15Vの電圧で表面改質したワイヤーよりも高くなることが明らかとなった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
バイオアクティブガラスとEPD法を用いたコーティング技術により、歯科矯正用ステンレススチール材料を表面改質できることが明らかになった。表面改質により材料の表面粗さの増大や機械的強度の低下が懸念される一方、材料の審美性は高まり、矯正治療中のブラケット周囲う蝕の予防効果が期待できる可能性が示唆された。
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