研究課題/領域番号 |
17H07050
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
呼吸器外科学
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研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
重枝 弥 岩手医科大学, 医学部, 助教 (00802828)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 悪性胸膜中皮腫 / NRF2 / PITX2 / KEAP1 / 非小細胞肺がん / 中皮腫 / 抗がん薬 / 肺がん / 悪性中皮腫 / KEAP / 癌 / 細胞・組織 |
研究成果の概要 |
胸膜中皮腫/肺癌において,KEAP1/NRF2-PITX2-YAP axisの異常が,ROS産生性抗がん薬に対する薬剤抵抗性の形成に関与しているか検討した。関連分子の発現パネルならびにPITX2遺伝子のプロモーター領域のhypermethylationについて検討した。PITX2のプロモーター領域にhypermethylationの生じていた細胞株では,KEAP1/NRF2系の活性化がみられた。PITX2-inducible cloneでは,抗がん薬感受性が回復することを確認した。これらのROS除去機構が,抗がん薬の感受性低下の原因になっていることが推測された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,希少癌である胸悪性膜中皮腫の治療に際し,その抗がん薬感受性が左右非対称性の経路を決定づけるホメオボックス遺伝子PITX2のプロモーター領域の過メチル化に影響を受ける事を明らかにしたものである。難治性悪性胸膜中皮腫の開発にあたって,抗がん薬感受性低下の原因を明らかにした事は,新たな分子標的治療法の開発に有意義である。
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