研究課題/領域番号 |
17H07051
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
商学
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研究機関 | 東北学院大学 |
研究代表者 |
竹内 真登 東北学院大学, 経営学部, 講師 (50805025)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | マーケティングリサーチ / メンタルシミュレーション / 解釈レベル理論 / コンジョイント測定法 / 二重過程理論 / 文脈効果 / 時間割引 / 行動履歴 / マインドセットの操作 / コンジョイント分析 |
研究成果の概要 |
本研究は、マーケティングリサーチの回答と実際の消費者の行動との間にどのような違いが生じているかを把握することを意図している。さらに、マーケティングリサーチの予測精度を高めることも目的としている。これまでの研究から、先行研究での回答と実行動の差異に関する議論、提示内容の違いによる回答行動の変化などを把握してきた。他にも(商品購買時の状況を具体的にイメージする)プロセスシミュレーションを用いて調査回答者のマインドセットを操作することが、コンジョイント測定法の購買予測精度を改善させることを例証した。以上の研究成果は査読付き論文として公刊される、もしくは近い将来に査読付き論文誌への投稿を予定している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
マーケティングリサーチは日々多くの企業で商品開発や経営意思決定の支援に用いられており、こうした調査結果が実態に即していない場合、誤った商品開発や意思決定につながる恐れがある。そして、上市した商品やサービスが当初予想された需要を下回るなど企業活動に大きな影響を与えうる。そのため、本研究の実施及びその成果として、リサーチでの回答と実行動との差異を把握すること、その差異を低減して予測精度を向上させる方策を提案することは実務的に非常に重要であろう。また、調査や実験は学術研究にも広く用いられているため、調査回答に生じえるバイアスとその抑制方策についての知見は学術的にも大きな意義があるものと考える。
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