• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

医療観察法通院医療における重大な他害行為への援助者の構えと再発防止に向けた方略

研究課題

研究課題/領域番号 17H07053
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 臨床看護学
研究機関日本赤十字秋田看護大学

研究代表者

熊地 美枝  日本赤十字秋田看護大学, 看護学部看護学科, 講師 (40320642)

研究期間 (年度) 2017-08-25 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード司法精神看護 / 医療観察法 / 再他害行為 / 精神看護 / 通院医療 / 治療共同体 / 他害行為 / 地域支援
研究成果の概要

本研究では、医療観察法の指定通院医療機関の看護師と地域の精神保健福祉サービスに携わる援助者に半構造化面接を実施し、重大な他害行為への援助者の構えと再他害行為の防止に向けた方略を明らかにした。両者は、重大な他害行為に対する【ネガティブな感情の軽減を図る】ことを試みながら、ケアに携わっていることが確認できた。看護師は、重大な他害行為をした精神障害者の<自責感を支える>など【揺れる心情を支える】役割を担っており、地域の精神保健福祉サービスに携わる援助者は、サービス利用者みんなで再他害行為の防止に向けて話し合うなど【共同体として支えることができる環境を作る】ことに努めていることが明らかになった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまで明らかにされてこなかった医療観察法通院医療に携わる看護師と地域援助者の重大な他害行為や通院対象者に対する心情や態度などが明らかとなり、支援者間での気持ちを語り合える場、同じ役割を担う者同士のピアサポートの充実や加害者ケアについて学べる場の必要性を示唆することができた。
看護師は【揺れる心情を支える】役割を担うことが確認され、対象者の自殺予防にもつながる重要な支援と考えられた。地域援助者の方略からは、サービス利用者みんなで再他害行為の防止に向けて話し合うなど【共同体として支えることができる環境を作る】取り組みが確認され、医療観察法通院医療における治療共同体的アプローチの可能性が示唆された。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 医療観察法通院医療における重大な他害行為への援助者の構えと再発防止に向けた方略―通院医療に携わる看護師の経験から―2019

    • 著者名/発表者名
      熊地美枝
    • 学会等名
      第15回 日本司法精神医学会大会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

URL: 

公開日: 2017-08-25   更新日: 2020-03-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi