研究課題/領域番号 |
17H07061
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
思想史
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研究機関 | 獨協大学 |
研究代表者 |
根木 昭英 獨協大学, 外国語学部, 専任講師 (00802034)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | サルトル / 芸術と倫理(モラル) / 芸術と政治 / 実存主義と神学 / 文学的コミュニケーション / コミュニケーション / ジャン=ポール・サルトル / 無神論的実存主義と神学 / 芸術創造と倫理(モラル) / 芸術創造と政治 / 神学 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、サルトルにおける「美学」、「倫理」、「政治」の潜在的接続をひとつの思想体系として再構築し、さらにこの思想体系の成立過程を発生的に跡付けることで、その思想史的意義を解明することであった。期間中の研究を通じ、当初の計画どおり1)神学的伝統、2)現象学の系譜、3)同時代の文学言語論という三つの観点から、サルトルにおけるこの思想体系の成立を整理することができた。当該成果は単著としてフランス語にて出版されることが決定している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義はなによりも、一般にサルトルに帰されている政治的「アンガージュマン」の思想とは明確な対照をなす「美学」、「倫理」、「政治」の潜在的接続を、「証言」をめぐる彼の思想体系として再構築したことにある。これによりサルトルの思想史的位置づけ、さらには20世紀フランス思想史の見取り図全般に再考を迫ることができた。来年に予定されている当該研究の仏語出版を通じ、フランスのサルトル専門研究に新たな論点を問うことができるはずである。
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