研究課題/領域番号 |
17H07067
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 日本保健医療大学 |
研究代表者 |
加茂 智彦 日本保健医療大学, 保健医療学部理学療法学科, 助教 (80802909)
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研究協力者 |
石井 秀明
鈴木 啓介
西田 裕介
高山 慶太
旭 竜馬
浅見 正人
荻原 啓文
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | サルコペニア / 低栄養 / 低栄養サルコペニア / 施設入所 / 要介護高齢者 / 死亡率 / 施設入所要介護高齢者 / 施設入所者 / 要介護 / 要介護施設入所者 |
研究成果の概要 |
本研究では施設入所要介護高齢者における低栄養サルコペニアの割合の調査と低栄養サルコペニアが死亡などの有害事象に与える影響について調査した。本研究の結果より、低栄養サルコペニアは施設入所要介護高齢者の約40%に認められた。低栄養サルコペニアはサルコペニア単独と比べて、身体機能や日常生活活動能力が低いことが明らかとなった。加えて、低栄養サルコペニアはサルコペニア単独や非該当(サルコペニアや低栄養に該当しない人)に比べて、1年以内に死亡するリスクが高いことも明らかとなった。本研究の結果より、施設入所要介護高齢者において低栄養サルコペニアを改善することが死亡リスクを軽減させるかもしれない。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果より、施設入所している要介護高齢者において低栄養サルコペニアの割合が高いこと、サルコペニア単独よりも低栄養とサルコペニアを合併している低栄養サルコペニアの方が死亡リスクが高いことが明らかとなった。このことより、施設入所している要介護高齢者において、低栄養のみの改善や、サルコペニアのみの改善を目指すのではなく、両方の改善を目指す具体的な対策を構築する必要があること示唆された。
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