研究課題/領域番号 |
17H07079
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
ヨーロッパ史・アメリカ史
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研究機関 | 共立女子大学 |
研究代表者 |
鰐淵 秀一 共立女子大学, 国際学部, 専任講師 (30803829)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 環境史 / 北米植民地 / イギリス帝国 / ポリティカル・エコノミー / 西洋史 / アメリカ史 / 植民 |
研究成果の概要 |
本研究は北米植民地の環境史におけるイギリス帝国の役割を帝国のポリティカル・エコノミーという観点から明らかにすることを目的としている。本研究期間中に発表した主な成果として、ペンシルヴァニア植民地の創設者ウィリアム・ペンの植民構想と帝国イデオロギーについての英語論文および三本の書評論文を出版した。また、日本アメリカ史学会例会「初期アメリカ史研究の新潮流」における報告をはじめとする学会発表を行なった。また、アメリカ合衆国の各研究図書館、文書館における複数回の調査旅行を実施し、一次史料及び二次文献の調査を行なった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、近年英米で進展した近世イギリス帝国のポリティカル・エコノミーの視点を取り入れることによって、北米植民地の環境史研究における植民者の自然環境への態度をめぐる議論を、イギリス帝国の役割という観点から捉え直すことにある。イギリス帝国を環境に働きかける主体として認めることにより、スペイン領やフランス領と比較してイギリス領北米植民地の環境史の展開の普遍性と特殊性を明らかにできると共に、北米植民地の環境史をイギリス帝国環境史やグローバル環境史の研究成果に接続させることも可能となる。
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