研究課題/領域番号 |
17H07080
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
実験心理学
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研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
三浦 大志 杏林大学, 保健学部, 講師 (80726084)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 実験心理学 / 記憶 / 判断基準 / メタ認知 |
研究成果の概要 |
本研究では,再認の際に生じる判断基準のシフトであるリベレーション効果について,その個人差に着目して生起メカニズムの解明に寄与することが目的であった。実験の結果,リベレーション効果は中年群に比べ若年群でより大きな効果が生起することが示された。また,メタ認知能力が高い個人ほどリベレーション効果の絶対値が大きいという結果が示された。本効果の生起に個人差が存在すること,またその生起メカニズムにメタ認知が関連することが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,現象の全容が未解明であるリベレーション効果について,その生起メカニズムに対するメタ認知の関与を明らかにした点,生起の程度が年齢によって異なるという個人差を明らかにした点で学術的な意義を有する。 一般に人は正確な記憶を希求しているが,想起における判断の歪みであるリベレーション効果の一端を明らかにしたことは,記憶機能の正確性向上の礎として一定の社会的意義を有するであろう。
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