研究課題/領域番号 |
17H07083
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
人文地理学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
ヴィルヘルム ヨハネス 慶應義塾大学, 総合政策学部(藤沢), 講師 (00805004)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 社会的脆弱性 / コモンズ / 東日本大震災 / 入会権 / 日本研究史 / ホヤ産業 / 牧野 / 集落調査 / ウィーン大学 / 阿蘇 / 牡鹿半島 / 資源管理 / 地域社会 / 入会 / 行政史料 / 社会制度変容 / 災害 / 社会学 / 民族学 / 自然災害 / 経済事情 / 農林水産物 |
研究成果の概要 |
2つの調査地(A阿蘇、B牡鹿半島)において社会的脆弱性に関する継続調査を行った。Aではウィーン大学と共に予定通りに半世紀後の集落調査を行えた。そのデータは現在整理され、今後分析される。また、研究界においても知られていなかった牧野関係資料を数多く入手でき、今後に活用していきたい。Bの領域は二年度目に研究の重点を置いた。その中で、恐らく国内においても稀なホヤ産業を取り巻く現状に関する詳細な論文の執筆をしたが、残念なことに報告期間での出版は間に合わなかった。日本へ移り住み始めた二年間を通して、以前からの研究をスムーズに行えた大きな要因が本科研費のスタート支援であったため、大変ありがたく思っています。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
社会的脆弱性のコンセプトは未だあまり知られていないが、社会が置かれている脆弱性に関する研究の意義は今後は徐々に知られていくと思われる。二年を通して、社会的脆弱性の初歩的なパターンの分類を作成することも出来た。今後は、この分類をより概念化し、他の研究対象地域において立証できるかが重要である。 また、事業期間中に本来の研究内容を超える資料も数多くアウトスピンとして収集でき、これらは今後の個人的な研究だけではなく、該当する市域の住民と共有しつつ、共に研究を深めたい。
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