研究課題/領域番号 |
17H07087
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
医化学一般
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
前田 純宏 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (70443025)
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研究協力者 |
高島 明彦 学習院大学, 理学部, 教授 (00154774)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | タウタンパク質 / 神経変性疾患 / 老化 / 脳 / アルツハイマー病 / FTDP-17 / 脳神経疾患 |
研究成果の概要 |
タウタンパク質の蓄積はアルツハイマー病を中心とする様々な神経変性疾患において確認されている現象であり、正常老化においても観察される。近年のマウスモデルに基づいて開発された薬剤の治験の失敗から、ヒトの疾患をヒト細胞を用いてmodelingするが重要であると我々は考えている。本研究では、タウタンパク質の機能解析を行うための、induced pluripotent stem cellから神経細胞を誘導する系や、線維芽細胞から直接神経細胞を誘導する系の開発に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
タウタンパク質の蓄積は、アルツハイマー病をはじめとする様々な神経変性疾患において観察されるのみならず、正常老化においても観察される現象であり、脳機能の年齢依存的な低下と深い関連性があるとされている。そのタウタンパク質の機能解析を、年齢依存的変化がキャンセルされたiPS細胞由来神経、および年齢依存的変化が保存されている体細胞から直接誘導された神経において行うことは、年齢とタウタンパク質の機能異常を解明する上で、非常に重要な系であった。今後、この系を用いて、タウタンパク質の機能異常を解明し、その治療薬を開発出来れば、超高齢社会を迎える日本においては、社会経済的にも非常に大きな意味がある。
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