研究課題/領域番号 |
17H07095
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
病態検査学
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
矢野 康次 順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 博士研究員 (40802955)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | コレステロール / iPS細胞 / アルツハイマー病 / 神経細胞 / カルシウムチャネル / マルチ電極アレイシステム / ABCA1 / アポリポ蛋白 / コレステロール代謝 / カルシウム代謝 |
研究成果の概要 |
本研究ではアルツハイマー病患者由来iPS細胞をアルツハイマー病好発部位である前脳領域とそれ以外の中脳領域それぞれに分化することに成功した。また、これら神経細胞のコレステロール含有量を増減させる方法を確立し、アルツハイマー病とコレステロール代謝との関係を示すための新たなツールとなる可能性を示した。また、コレステロールの運搬に関与するトランスポーターの発現解析を可能とし、iPS細胞由来神経細胞の有用性を示した研究である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アルツハイマー病は認知症患者の中で最も割合が高く、高齢化を迎えた本邦においては今後社会的な問題になることが強く予想される。他方で、アルツハイマー病の有効な治療薬は存在しない。これらの原因として、適切なモデル動物・細胞が存在しないことが挙げられる。ヒトiPS細胞を用いたことでヒト遺伝情報を持った神経細胞による病態解析を行える点において学術的に非常に意義が高い。さらに、食分化の変化とともに脂質異常症は日本でも問題である一方で脂質異常とアルツハイマー病との関連を示した研究は非常に少なく、本研究による検討はこれまでにない視点から解析を行った点において社会的に意義が高い。
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