研究課題/領域番号 |
17H07099
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
岡田 紅理子 上智大学, 総合グローバル学部, 研究員 (70802502)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 台湾原住民族 / アミ / キリスト教 / 改宗 / 信仰継承 / 日常生活 / 聖書 / 翻訳 / キリスト教化 |
研究成果の概要 |
台湾において「原住民族」と総称される先住民族の約8割はキリスト教徒であるといわれ、カトリック教会とプロテスタント長老教会の信者に二分されてきた。同じキリスト教といえども、教義や典礼はもちろん、原住民族への司牧・牧会理解や認識する使命の差異を備える両教会の関係は、宣教初期の対立から協働へと変化してきた。そうした関係性にのいて、それぞれの信者が見出してきた両教会の差異と自らの所属論理を考察するため、本研究はエスニック・グループ「アミ」のカトリシズムの実践と、双方の教会が進めたキリスト教的神聖存在の翻訳に注目した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
台湾の「原住民族」アミの間で継承されてきたキリスト教実践の実相を検討した本研究をとおして、まだ充分な研究蓄積がない原住民族のキリスト教化に新たなデータを提供することができる。また、「周縁化されたマイノリティ」として見られてきた人々にとって宗教が果たしてきた役割を提示することで、「宗教を選び、信者として生きる」意味と論理を再考する一端となると考える。
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