研究課題/領域番号 |
17H07104
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
平塚 克洋 上智大学, 総合人間科学部, 助教 (30802475)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 看護 / 小児 / 思春期 / 親子 / 胆道閉鎖症 / 肝移植 / ケア / ケアガイドライン / 看護学 / 不確かさ |
研究成果の概要 |
自己肝にて生存する思春期・青年期胆道閉鎖症患者とその親について、療養生活を整えると共に、生体肝移植への準備性を高めていくためのケアガイドラインを開発することを目的とした。患者と親9ケースに面接調査を行い、患者が療養生活を整えていくプロセスを明らかにした。また文献検討を加え、ケアガイドライン案を作成し、5名の看護専門職者を対象に、内容の妥当性と適用可能性について面接調査を行った。 結果として、これまで治療方針の決定まで介入が躊躇されてきた患者と親について、看護専門職者が介入の機会を見出し、患者が自ら療養生活を整えていくための段階的な達成目標とケアを提供するためのケアガイドラインを開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、患者が自ら療養生活を整えていく患者と親の能動的なプロセスを明らかにし、それに基づくアセスメントの視点を含むケアガイドラインを開発した。このガイドラインは、その時々の患者と親の状況に合わせ、適切な介入の機会を見出すために有用であり、今後、臨床現場での活用によって、肝移植の適応決定前の時期からのケアを可能にし、自己肝での生活期間の延長や、不要な肝移植治療への移行や再移植などの問題の抑制が望まれる。
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