研究課題/領域番号 |
17H07112
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 聖路加国際大学 |
研究代表者 |
青木 裕見 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 助教 (40803630)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | shared decision making / 共同意思決定 / SDM / decision aid / ADHD / 注意欠如・多動症 / 発達障害 / 精神科 / デシジョンエイド / shared decision-making / 治療選択 |
研究成果の概要 |
目的)大人のADHDを対象とした治療選択の手引き(Decision Aid,DA)を開発し、shared decision making(SDM)におけるその実行可能性を評価することを目的とした。方法)国際基準に則り、系統的にDAを開発した。フィールドテストでは、SDMの手法で今後の治療方針を決めた当事者への半構成的面接と自記式質問紙調査を実施した。結果)当事者は、ADHD診断後の新たな自己概念と今後の対処法について、自発的にDAを活用して関連情報を収集しながら熟考していた。結論)国際基準に則り開発した大人のADHDを対象としたDAについて、SDMにおけるその実行可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
当事者中心の意思決定法として、当事者と医療者が一緒に今後の治療方針を決定する共同意思決定(shared decision making,SDM)が注目されているが、その具体的な展開方法はまだ確立されていない。本研究では、国際基準に則って系統的に大人のADHDを対象とした治療選択の手引き(Decision aid,DA)を開発し、SDMにおけるその実行可能性を確認した。当事者中心の医療の具体的展開に貢献できたと言える。今後は、開発したDAの臨床普及のための取り組みや、本研究で培ったDA開発の知識とスキルをいかし、精神科領域における他の疾患への応用化をはかっていく予定である。
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