研究課題/領域番号 |
17H07113
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 聖路加国際大学 |
研究代表者 |
下田 佳奈 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 助教 (70803774)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | Disrespect and Abuse / Respectful care / 分娩ケアの質 / 施設分娩 / 国際看護学 / 助産学 / 分娩ケア / ケアの質 / アフリカ / タンザニア / 看護学 |
研究成果の概要 |
本研究は、分娩ケア提供者から女性に対する『軽蔑と虐待 (Disrespect and Abuse:D&A)』行為についてケア提供者側の認識の実態を明らかにし、測定用具の開発を試みるものである。 タンザニアの助産師および助産学生・教員合計210名から質問項目への回答を得ることができた。D&Aに関する認識として、実施が許容されるものであるか否かを問うたところ、最も許容してはならないという結果となった行為は「女性に対する賄賂の請求」であった。反対に、許容してはならないと考える行為として最も割合が低い結果となったのは、「内診時に下半身を布で覆わないこと」であった。現在尺度化に向けて分析を継続中である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ケア提供者自身が報告する形の『D&A』の尺度が開発されれば、ケア提供者が自分たちの働く環境における実態を把握し、自らのケアを内省する道具とすることが可能となる。またそれらの結果を用いて、どのような現任教育を実施すれば『D&A』を削減および予防できるのかを模索するという、応用・発展も可能となるところが、本研究成果によりもたらされる学術的意義である。
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