• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

廃棄物系バイオマスからの外部熱源不要な半炭化システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 17H07125
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 環境技術・環境負荷低減
研究機関三重大学

研究代表者

滝沢 憲治  三重大学, 生物資源学研究科, 助教 (10802671)

研究期間 (年度) 2017-08-25 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード半炭化 / 酸化 / 堆肥化 / 木質バイオマス / 自己発熱 / 通気量 / 酸化熱 / 自然発火 / バイオマス / 化学的酸化 / 酸素 / 酸素供給 / 充填密度 / 環境技術 / 廃棄物再資源化 / 再生可能エネルギー
研究成果の概要

本研究は木質バイオマスの自己発熱によって,試料を半炭化させることを目的とした.その結果,十分な通気を行った場合,木質の温度が180℃以上であれば自然発火が起きることが明らかとなった.また通気量による発火後の温度上昇の制御は十分に可能であることが分かった.
次に,堆肥化で到達する温度である70℃から木質バイオマスが酸化・発熱されるか検討したところ,10,30および50 mL/minの通気量において温度の上昇が確認でき,通気量10 mL/minにおいて,最大温度105℃まで上昇することがわかった.

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は堆積された廃棄物の自然発火現象に着目し,従来の半炭化法と異なり,外部熱源を使用せず酸素供給のみの制御によって半炭化物を生産する点で独創的である。本方法は極めて低コストで半炭化物を製造できる可能性があり,本技術が確立されることができれば,半炭化研究の中で,極めて高いインパクトとなる。
本研究結果では,堆肥化による約70℃までの温度上昇,酸化反応による105℃までの温度上昇および自然発火による180℃からの温度上昇が確認された.今後,酸化反応の詳細な検討により105℃から自然発火温度180℃までの連結を可能とすれば,大きな学術的・社会的意義をもたらすことができる.

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 発酵熱および酸化熱を用いた半炭化への取り組み2019

    • 著者名/発表者名
      滝沢憲治, 宮脇望充, 佐藤邦夫, 福島崇志
    • 学会等名
      第14回バイオマス科学会議
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 木質バイオマスの自己発熱を利用した炭化に関する研究2019

    • 著者名/発表者名
      宮脇望充, 滝沢憲治, 福島崇志, 佐藤邦夫
    • 学会等名
      農業食料工学会関西支部第141回例会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

URL: 

公開日: 2017-08-25   更新日: 2020-03-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi