研究課題/領域番号 |
17H07128
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 東京薬科大学 |
研究代表者 |
高橋 葉子 (遠藤葉子) 東京薬科大学, 薬学部, 助教 (30453806)
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研究協力者 |
齋藤 聖純
小野 滉太
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | リポソーム / 超音波 / miRNA / 脳標的ペプチド / ナノバブル / 核酸搭載 / ペプチド / 脳 |
研究成果の概要 |
本研究では、脳血管障害の診断・治療ツールへの応用を目指し、標的指向性と核酸搭載能を有する微小気泡(ナノバブル)の開発を行った。カチオン性脂質の利用による核酸搭載と、ペプチド修飾による脳血管内皮細胞との相互作用が可能なナノバブルの調製に成功した。In vivoにおける安定性、標的指向性、核酸導入効果の向上を図るため、生体内安定性の高さを確認しているアニオン性脂質含有ナノバブルへの核酸搭載法の開発に着手した。ナノバブル表面の多糖類コーティングにより、表面電位の反転と核酸搭載が可能となり、超音波との併用による細胞内核酸導入効果、in vivoにおける造影効果を有する新たなナノバブルの開発に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究において、アニオン性脂質含有ナノバブルへの核酸搭載法を新たに開発した。これは生体内で安定なアニオン性ナノバブルへ負電荷を有する核酸の搭載を可能とするものである。ナノバブルの生体内安定性が増大することは、in vivoにおける超音波造影効果の持続はもちろん、導入の駆動力となるナノバブルが安定に存在することで、導入効果の向上が可能となる。また本法は、核酸に限らず、遺伝子や負電荷を有する治療用分子のデリバリーツールとしても適用可能となることから、その対象疾患も広く汎用性の高い製剤開発に繋がることが期待される。
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