研究課題/領域番号 |
17H07136
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
疫学・予防医学
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研究機関 | 東邦大学 |
研究代表者 |
中村 孝裕 東邦大学, 医学部, 博士研究員 (00565202)
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研究協力者 |
西脇 祐司
橋爪 真弘
岡部 信彦
三﨑 貴子
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | インフルエンザ / リアルタイムサーベイランス / 感染症発生動向調査 / 環境疫学 / 時系列解析 / 医学 / 感染症 / サーベイランス |
研究成果の概要 |
サーベイランスデータを基に記述疫学を行い、感染症流行と環境因子の関連を解析することを目的とする。 第一に川崎市リアルタイムサーベイランスの特徴と感染症発生動向調査について相違比較及び週単位感染症報告数の相関について検討した。両者にはシステム上相違があるものの、報告数に強い相関を認め、リアルタイムサーベイランスデータの信頼性が確認できた。今後早期検知や詳細な分析疫学的検討にも利用できる。 第二に環境変化の短期急性影響とインフルエンザ流行について特に絶対湿度とインフルエンザ報告数の関連に着眼した。時系列解析を行った結果、季節性を考慮しても絶対湿度低下とインフルエンザ報告数増加に関連がみられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
感染症発生動向調査と川崎市リアルタイムサーベイランスではシステム上いくつかの相違があるものの対象期間内の報告数には強い相関を認めた。川崎市リアルタイムサーベイランスは報告数がリアルタイムに更新されること、またインフルエンザの型別が判明することから、感染症発生動向調査と比較すると感染症の早期検知ができる可能性、より詳細な分析疫学的検討ができるという点で強みがあると考えられた。一方、報告医療機関数の変動が及ぼす影響についての検討は今後の課題である。これらを理解した上で両サーベイランスを相補的に利用することが有用であると考えられた。
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