研究課題/領域番号 |
17H07137
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
環境技術・環境負荷低減
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
井坂 和一 東洋大学, 理工学部, 准教授 (40543939)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 1,4-ジオキサン / 排水処理 / 窒素 / リン / 固定化微生物 / 包括固定 / ジオキサン / 生物処理 / 化学物質 / 固定化 / 微生物 / 分解菌 |
研究成果の概要 |
1,4-ジオキサンは発ガン性が疑われる化学物質であり、適切な処理が求められている。1,4-ジオキサンは通常の生物では分解が困難であり、その処理方法の確立が課題となっている。近年、この1,4-ジオキサンを分解できる微生物が発見され(以後、分解菌)、この分解菌を用いた生物処理システムの開発が求められている。 本研究では分解菌を高分子ゲルの内部に固定する方法を開発し、分解活性を維持するための窒素とリン条件について検討した。その結果、窒素濃度は5mg/Lまで低減しても(既報値53mg/L)安定した処理が確認され、リン濃度については1mg/L(既報値45mg/L)に低減できることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
1,4-ジオキサンは様々な排水に含まれる可能性があり、適切な処理が必要である。本研究では、微生物の力を活用して分解するシステムを開発するだけでなく、安定的に運転できる条件を明らかにした。本成果により、開発したシステムが実際の排水処理に適用可能な範囲であることが示され、実用化の可能性が強く示唆された。本システムが導入されることで、環境汚染を防止することができ、健全な水環境保全への貢献が期待される。
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