研究課題/領域番号 |
17H07141
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
園芸科学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
水田 大輝 日本大学, 生物資源科学部, 講師 (30595096)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 花色 / ツツジ / 遺伝子 / 常緑性ツツジ / F3'5'H / 次世代シーケンサー / 色素合成関連遺伝子 / 多様化 / 枝変わり / 園芸学 |
研究成果の概要 |
まず、常緑性ツツジの花色多様化に関わるデルフィニジン系色素合成のF3’5’H遺伝子について調査した。その結果、F3’5’H遺伝子の上流域では、デルフィニジン系色素を有するミヤマキリシマとデルフィニジン系色素を有さないヤマツツジでは、いくつかの配列が異なることを明らかにした。 また、赤や白、絞り咲き等の咲き分けをするサツキ品種‘松浪’の花冠を用いて次世代シーケンサーによる網羅的な発現遺伝子の解析を行った。その結果、‘松浪’の赤色花冠より、フラボノイド色素合成に関連する12の構造遺伝子とMYBやbHLH等の転写調節因子の配列情報を得ることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本では野生種が数多く自生し、古典園芸植物の一つであるツツジは、野生種からの選抜や交雑を通して江戸時代より様々な園芸品種が作出されてきた。現在では、花色や模様が多岐にわたっており、また、同一株から白色花や赤色花、絞り咲き、覆輪など複数の表現型を引き起こす品種も存在するが、これらの要因は謎に包まれている。本研究では、花色の多様化や枝変わりの要因を解明する糸口となる遺伝子等の配列情報を獲得することができた。
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