研究課題/領域番号 |
17H07161
|
研究種目 |
研究活動スタート支援
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
昆虫科学
|
研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
新屋 良治 明治大学, 農学部, 専任講師 (30802798)
|
研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | マツノザイセンチュウ / 性フェロモン / 線虫 / 揮発性 / フェロモン / 分析 / 走化性検定 / 線虫学 / 行動学 / 林学 |
研究成果の概要 |
マツ材線虫病は病原体マツノザイセンチュウによって引き起こされる森林流行病である。本病の発病機構に関しては未だに不明な点が多いが、線虫の急速な増加がマツの枯死を引き起こす1つの重要因子となる。そこで本研究では、線虫の増殖に大きく関与する因子であるマツノザイセンチュウ性フェロモン物質を同定することを目的に行われた。その結果、本研究により4種の化合物がマツノザイセンチュウのフェロモン物質であることが明らかになった。これらはマツノザイセンチュウにおいて初めて同定された性フェロモン物質であると同時に、線虫全体においても初めて明らかにされた揮発性の性フェロモンである。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、マツ材線虫病の病原体であるマツノザイセンチュウの性フェロモン物質が初めて明らかとなった。これらの物質は線虫の増殖(繁殖)において非常に重要な因子である。今回の研究成果を元に、今後線虫の交尾を撹乱するという新たな防除手法の開発が期待できる。
|