研究課題/領域番号 |
17H07164
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
合成化学
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研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
堤 亮祐 立教大学, 理学部, 助教 (90801697)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 有機合成化学 / 不斉合成 / ルイス酸 |
研究成果の概要 |
水素結合供与型キラルルイス酸を用いた位置および立体選択性の同時制御に向けた検討を行う過程で、多官能性有機塩基触媒によりγ-ブテノリドとα-ケトエステルの付加が、通常とは異なるγ-ブテノリドのα位で優先して進行することを見出した。また金属の配位子として汎用される2,2'-ビピリジン骨格に対し、ウレアを有するキラル側鎖を導入した不斉配位子を新たに設計し、その合成経路を確立した。本水素結合供与型キラルルイス酸が種々の立体選択的反応を触媒することを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
化合物が持つ本質的な性質に左右されない位置選択性、あるいは触媒制御による位置異性体の作り分けが実現できれば、既存の方法では実現できない新しい有機化合物の合成法の立案につなげられる可能性がある。今回、ルイス酸と水素結合との協同効果によりこれを達成するべく、新規不斉配位子を設計・開発した。本研究成果は、反応基質が持つ複数の反応点を識別可能な配位子設計へと発展させるための端緒となる。
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