研究課題/領域番号 |
17H07173
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
安田 利典 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 助手 (30802087)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 英語教育 / 言語学習アドバイジング / 半構造化型言語学習アドバイジング / アドバイザー訓練プログラム / 英語教師のビリーフ / 教育心理学 / カウンセリング心理学 / コーチング / 学習アドバイジング / 教育系心理学 |
研究成果の概要 |
研究代表者は、日本での言語学習アドバイジング(ALL)の普及を目標に、(1)半構造化ALLの開発、(2)アドバイザー訓練プログラムの開発、(3)教員養成へのALLの取り入れを提案している。本研究課題では、これらに準じて以下の成果を得た。(1)半構造化ALLを説明するモデル図を作成した。全体的枠組みの中にタスクが有機的に配置され、効率的なALL実施のための原理を説明している。(2)訓練プログラム用キットを作成した。理論編と実践編を含み、より効率的な育成に貢献する。(3)教員養成への取り入れの前段階として、ALLを経験した教員候補者の教育に対する信念の変化を調査し、複数の有用な知見を見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題の成果は、以下3点で日本でのALL普及を促進する。(1)半構造化ALLのモデル図により、経験の浅いアドバイザーは混乱を最小限に抑えながら、経験を積んだアドバイザーはタスクを柔軟に用いて最小限の回数で、自律した学習者の育成を目指すことができる。(2)訓練プログラム用キットを用いて、より効率的にアドバイザーを育成できる。特に理論編と実践編を統合している点で、その効果はさらに高まると考えられる。(3)ALLの素養を持った英語教員の育成は、ALL普及に大きく貢献する。ALLを経験した教員候補者の信念の変化に関する実証結果は、教員養成にALLを取り入れるための有効な事例の1つとなるだろう。
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