研究課題/領域番号 |
17H07198
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
機能系基礎歯科学
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研究機関 | 鶴見大学 |
研究代表者 |
小林 冴子 鶴見大学, 歯学部, 助教 (90804534)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | TGF-β / エナメル質 / エナメルタンパク質 / アポトーシス / エナメル芽細胞 / 生理活性物質 / エナメルタンパク / 歯学 / 細胞・組織 / 再生医学 / シグナル伝達 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、エナメル質形成過程におけるTGF-βの役割について解明することである。マウス由来のエナメル上皮細胞(mHAT9d)を用いて行ったPCRより、TGF-βアイソフォームの添加によって成熟期エナメルタンパク質関連遺伝子の優位な発現上昇を認めた。さらに、TGF-βアイソフォームの添加でカスパーゼ-3およびDNA断片の有意な上昇が認められ、その分布には相同性が認められた。TGFは複雑な生物学的機能を働かせるためにアイソフォーム特異的な方法による調整能を有しており、細胞増殖、さらに成熟期でのエナメル芽細胞のアポトーシス誘導について調整している可能性を示唆した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究ではエナメル質形成過程におけるTGF-βの役割について追究を行った。TGF-βがアポトーシス誘導能を有する可能性を示唆するだけでなく、アイソフォーム特異的な発現の時期や分布があること、さらにそれぞれに違う役割を有している可能性を見出した。生理活性物質に注目した研究は、正常なエナメル質の形成メカニズムを知ることのみならず、歯周組織やエナメル質の再生医療への大きな足掛かりになると期待している。
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