研究課題/領域番号 |
17H07206
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
会計学
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研究機関 | 新潟産業大学 |
研究代表者 |
岡田 華奈 新潟産業大学, 経済学部, 助教 (30799929)
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研究協力者 |
水船 公輔
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | マテリアルフローコスト会計 / 環境管理会計 / 感情 / 管理会計 / 環境会計 / 会計実践 / 会計学 |
研究成果の概要 |
環境管理会計の展開の特徴の議論・検討のために既存の研究の検討および定性的研究を行った。 まず,「会計における感情研究の理論的射程範囲の究明」のために管理会計における感情と会計の関係に関する研究の文献レビューを行った。 また,継続企業の実践に対する経験的研究を行い,マテリアルフローコスト会計(以下MFCA)には,計算実践を通して形成されるコスト意識が継続のメカニズム要素として重要なことを明らかにした。さらに,計算実践が置かれている状況の影響が示唆されることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は二点挙げられる。まず,MFCAの計算的機能の側面に着目し,継続的実践を促進する経済合理的な原理とは異なる原理として社会的な感情の影響を提起した。実践における感情がどのように会計現象に影響を与えているのかについて議論した研究は少なく,MFCAの継続的実施の意義について解釈を深めたと言える。第二に,管理会計研究の領域において着目されている感情と会計の相互作用の議論を環境管理会計の分野に拡張した。本研究の知見を通しては課題として管理会計の分野に対しても計算と実践者の感情,行動がどのような関係にあるのかについて新たな知見を提示したと言える。
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