研究課題/領域番号 |
17H07214
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 鳴門教育大学 (2018) 常葉大学 (2017) |
研究代表者 |
阪東 哲也 鳴門教育大学, 情報基盤センター, 研究員 (50802998)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 小学校プログラミング教育 / プログラミング的思考 / 情報教育 / 技術リテラシー / 小学校 / プログラミング教育 / カリキュラム / 授業設計 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は小学校プログラミング教育カリキュラムを構築することである。実践に向けての課題として,1)各教科とプログラミング教育の目標との関連性が不明瞭,2)授業時間の確保,が明らかとなった。これらの課題を解決するために,小学校教員の意識調査を行い,研修に加えて,プログラミング教育導入に関する社会観の育成が重要であることを明らかにした。上記を踏まえて,情報活用能力育成を基盤としたプログラミング教育実践の学習モデルとして,1)情報教育の領域での問題解決学習を通して,プログラミング的思考を高める学習モデルと,2)身に付けたプログラミング的思考を活用して,問題解決学習を行う学習モデルを提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我が国の小学校プログラミング教育は,“未来の創り手”を育成することが期待されている。しかし,プログラミング教育で育成を目指すプログラミング的思考の概念は,ややもすると,単なる“手順”に分解できるようになるための教育と誤解が生じやすいものになっている。本研究は,小学校プログラミング教育を,技術・情報教育における一般教育と位置づけ,情報活用能力だけでなく,市民として必要な資質である技術リテラシー育成の観点から捉え直し,学習モデルを提案したことに意義がある。未来を切り開く人材育成に関する教育と,Society5.0の実現のための教育の一助となりうる。
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