研究課題/領域番号 |
17H07216
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 浜松学院大学 |
研究代表者 |
島埜内 恵 浜松学院大学, 現代コミュニケーション学部, 講師 (30805263)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 移民教育施策 / ELCO / 出身言語・文化教育 / 母語教育 / 継承語教育 / フランス / 移民教育政策 |
研究成果の概要 |
本研究の成果として、フランスと9カ国の出身国との二国間協定を基盤として、フランスの公立学校で行われている「出身言語・文化教育(ELCO)」プログラムの制度や運用実態を明らかにした。そこでは、フランスと出身国の双方が互いを配慮しながら協働してELCOプログラムを運用する姿勢が看取された。運用上の課題等は認識されながらも、プログラムが導入された1970年代とは様相の異なる現代におけるELCOプログラムの意義が明らかになったといえ、その意義は、まさにフランスという受入国と9カ国の出身国とが協力して運用しているからであるといえる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義は、フランスと9カ国の出身国との二国間協定を基盤として、フランスの公立学校で行われる出身国の言語や文化の教育であるELCOプログラムの制度や運用実態を明らかにすることを通して、受入国と出身国という二国間連携による教育政策、あるいは多国間連携による教育政策の現代における重要性の一端を示した点である。受入国独自で策定された教育ではなく、複数国間の連携によって行われる教育は、国境を越えて移動する子どもの教育保障の一形態として、有効であると考えられる。
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