研究課題/領域番号 |
17H07219
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
高分子・繊維材料
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研究機関 | 愛知工業大学 |
研究代表者 |
宮本 寛子 愛知工業大学, 工学部, 助教 (80803212)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | DNAナノテクノロジー / 免疫 / CpG-ODN / 人工核酸 / 核酸医薬 / DDS / ナノテクノロジー / モルフォリノ核酸 / 免疫応答 / ピラミッド型核酸 / 生体高分子 / ナノ構造体 / アジュバント / ピラミッド核酸 / ナノ粒子 |
研究成果の概要 |
DNAナノテクノロジーからなる粒子は、医薬自身が薬効であり送達技術を担う送達技術となる一方で、DNAやRNAセンサーに認識され副作用を誘導することが懸念される。本研究では、人工核酸のモルフォリノ核酸(PMO)を利用して免疫回避型PMO/DNAナノ構造体の開発を行なった。CpG-ODNを有するDNAナノ構造体は免疫応答を誘導したのに対して、CpG-PMOを有する構造体では免疫応答を誘導しないことが明らかとなった。本成果は、新規PMO/DNAナノ構造体の創製と、その構造体によって免疫応答を制御可能であることを明らかにし、今後のDNAナノテクノロジーのDDS応用の発展に有用な成果となる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
DNAやRNAから構成される核酸医薬は、低分子医薬品やバイオ医薬品の次世代の新規創薬分野として開発が注目されている。核酸医薬の開発には2つのポイントが挙げられる。(1)核酸医薬がその薬効を示すための配列設計:配列設計によって様々な疾患を創薬対象とすることが可能となる。(2)送達技術の開発:細胞へ届けるためのドラックデリバリーシステムの構築が必要である。本研究では、DNAナノテクノロジーからなる核酸医薬のDDS技術の発展のために、人工核酸を利用した免疫回避型ナノ構造体の開発し、その免疫回避を評価した。本成果は、今後のさらなる発展が見込まれるDNAナノテクノロジーのDDS応用の新たな知見となった。
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