研究課題/領域番号 |
17H07239
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
安里 陽子 同志社大学, 研究開発推進機構, 助手 (30802582)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 米軍占領期沖縄 / パインアップル産業 / 琉球華僑 / 八重山 / ハワイ / USCAR / 普及事業 / 人の移動 / 冷戦 / 植民地主義 / 華人 / パイン / 米軍占領下沖縄 / 移民 / 台湾 / フィリピン / 沖縄 / 東南アジア / 移動 |
研究成果の概要 |
本研究は帝国の植民地で発展したパインアップル産業に着目し、環太平洋を横断的に扱うことで一国史では捉えられない産業に携わる人やモノおよび技術、資本の移動を捉え、産業の発展において人びとの経験はどのように関係していたのかを描き出すことである。具体的には沖縄、台湾、フィリピンをはじめ東南アジアにおけるパイン産業に関わる人やモノおよび技術、資本の移動をたどり、人びとの経験やパインにまつわる表象の変化にはどのようなポリティクスが働いているのか明らかにすることを目的とした。 また米軍占領期沖縄でのパイン産業の発展には、環太平洋における移民の重層的なネットワークが大きく関係していた点を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究ではパインアップル産業における人やモノおよび技術、資本の越境的な移動をたどることで、国民国家を枠組みとした研究では見落とされてきた、越境的な人びとを主体にした歴史や文化を描くことを目的とした。それは近年歴史学や文化研究などで議論が活発化している一国史観を見直す研究動向に重なり、研究成果の蓄積への寄与はもちろん、歴史や文化を越境的に捉え記述する新たな枠組みの提示に貢献した。
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