研究課題/領域番号 |
17H07240
|
研究種目 |
研究活動スタート支援
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
社会福祉学
|
研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
田中 弘美 同志社大学, 研究開発推進機構, 助教 (50806817)
|
研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
|
配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | earner-carer model / 政策評価 / ジェンダー / 子育て支援 / ワークライフバランス / 家族政策 / 国際比較 |
研究実績の概要 |
本研究は、男女ともに仕事とケアを両立することを支援する制度体系に関して、こうした制度・政策を評価する枠組みがないことを問題点とし、これの構築に向けた基礎的研究を行うことを目的としている。具体的には、理論的枠組みとしての「earner-carer model」の定義を先行研究から整理し、それに基づいて当該モデルの達成度合いを測るための指標を開発する。 本年度は、上記の課題のうち前者の、「earner-carer model」の定義に関して、先行研究の批判的レビューから整理を行った。先行研究では、「個人における役割の兼任性」と「ジェンダー間の役割の均等性」を定義とする大きく2つの潮流があるが、本研究では、モデルがめざすべき到達点のビジョンとしては、「ジェンダー規範の脱構築」を掲げるべきと主張した。「ジェンダーの脱構築」とは、個人がジェンダー規範ではなく、より自由に稼得・ケア役割を選択し遂行することができるという意味をもつ。 以上のとおり定義を明確にしたうえで、次年度からは、この理論的枠組みにもとづいた指標開発に本格的に取り組む。その下準備として、ジェンダーギャップ指数(世界経済フォーラム)、ジェンダー不平等指数(国連開発計画)、ジェンダー平等指数(ヨーロッパジェンダー平等研究所)など、関連する既存の指標についても、その内容と測定方法、使用データ等に関して整理を行った。以上の研究成果は、2018年に国際学会で報告し、論文としてまとめる。
|
現在までの達成度 (段落) |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
|