研究課題/領域番号 |
17H07241
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育心理学
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研究機関 | 奈良教育大学 |
研究代表者 |
石井 僚 奈良教育大学, 学校教育講座, 特任准教授 (50804572)
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研究協力者 |
原田 雅也
江 聚名
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 自殺 / 青年期 / 時間的展望 / 仮想現実 / 青年 / 宗教信仰 / アイデンティティ |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,日本人青年の自殺の心理的メカニズムについて,死後の未来展望に焦点を当てて検討することであった。大学生を対象とした質問紙調査およびVRを用いた実験室実験を行い,日本人青年に特有の死後の未来展望の様相およびその様相と自殺リスクとの関連を検討した。その結果,日本人青年に特有の死後の未来展望として,死後に過度な期待を抱く展望の存在が示され,そうした展望と自殺のリスク要因との関連が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本人青年の自殺率が他先進諸国と比較して高いという現状に対して,そのメカニズムの一端を死後の未来展望という側面から明らかにしたことに社会的意義がある。また,これまで自殺等と関連する要因として海外で着目されてきた死後の未来展望について,海外で使用されている尺度の翻訳も行った上で,日本人青年に特有の様相を明らかにし,日本人青年版の尺度を作成した点に学術的意義がある。本研究の基礎的知見は,今後の研究や介入の際の視点になると考えられる。
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