研究課題/領域番号 |
17H07246
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
中国文学
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
富 嘉吟 立命館大学, 衣笠総合研究機構, 研究員 (00802696)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 中国文学 / 日本文学 / 漢籍 / 唐代文学 / 出版 / 和刻本 / 和刻本漢籍 / 江戸時代 |
研究成果の概要 |
本研究は和刻本唐人別集の研究を全面的に・総合的に行うものである。 研究期間内では、長沢規矩也『和刻本漢籍目録』所収の唐人別集の部分を踏まえ、国内の主要な蔵書機関に赴いて原本を調査した。調査した結果を整理した上で、一部代表的な刊本を取り上げてその刊行事情を検討した。これによって、和刻本唐人別集には現存していない宋本の本文を保存する例や、藩校改革と関連している例があることが分かり、日本近世出版史・和漢比較文学史におけるその文化的意義が指摘される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は関連資料の整理・蒐集によって、和刻本唐人詩文集の詳細な情報をはじめて提供し、和刻本唐人詩文集に関する研究の発展の基礎を築いた。特に和刻本の利用が困難である海外の研究者にとっては貴重な参考資料になり、彼らの仕事を効率よく進めさせることを支援する。 また、事例研究を通じて日本近世出版史・和漢比較文学史における和刻本の意義を改めて確認し、経史子集の四部や宋元明清の各時代にわたる和刻本の全面的な研究を推進することが期待できる。
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