研究課題/領域番号 |
17H07264
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
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研究機関 | 大阪歯科大学 |
研究代表者 |
首藤 崇裕 大阪歯科大学, 医療保健学部, 助教 (40804604)
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研究協力者 |
牧平 清超
二川 浩樹
峯 裕一
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | チタン / インプラント / 歯磨剤 / ブラッシング / フッ化物 / 研磨剤 / 歯肉上皮細胞 / チタンインプラント / フッ素 / 市販歯磨剤 |
研究成果の概要 |
本研究は、インプラントやチタン製補綴装置を装着している患者が日常の口腔ケアに使用する歯磨剤を選択する際の指標を示すことを目指す研究である。その為に各種歯磨剤を用いて模擬的にブラッシングを行うことにより、歯磨剤中のフッ化物・研磨剤の配合の有無と種類の違いがチタンの表面性状に与える影響とブラッシングしたチタン表面が歯肉上皮細胞に与える影響を検討した。その結果、歯磨剤中のフッ化物や研磨剤がチタンの表面性状や耐食性に影響を及ぼす可能性があること、このような微細な表面構造の変化が歯肉上皮細胞に分子レベルで影響を与えることが推察された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年登場したインプラント用歯磨剤について、本研究結果より、フッ化物および研磨剤無配合の歯磨剤でブラッシングしたチタン表面の変化は、両者を配合する歯磨剤と比べて小さくなることを見出した。この結果は臨床上非常に有意義であると考えられる。また本研究では、生体防御の最前線でありインプラントとの接合により感染を防ぐために重要な役割をもつ歯肉上皮細胞を用い、生体への影響を見越した検討も行なった。ここから得られた知見により、インプラント患者がブラッシングに使用する歯磨剤を選択する際に、歯科医師や歯科衛生士などが様々なリスクや利点を考慮した上で指導できるようになると考えられる。
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