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紫外線照射による心筋梗塞の予後改善作用の検討

研究課題

研究課題/領域番号 17H07282
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 循環器内科学
研究機関神戸薬科大学

研究代表者

溝口 泰司  神戸薬科大学, 薬学部, 研究員 (40806882)

研究協力者 佐々木 直人  
研究期間 (年度) 2017-08-25 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード心筋梗塞 / 心不全 / 炎症・免疫反応 / 紫外線照射 / 制御性T細胞 / CCR4
研究成果の概要

先進国において、心筋梗塞などの動脈硬化性疾患やそれに伴う心不全は重要な死亡原因である。これらの発症機序を解明し、有効な治療法を開発することが切に望まれている。動脈硬化や心不全などの病態進展において、慢性炎症の関与が示唆されている。制御性T細胞は、炎症性免疫応答を抑制することで心不全の進展抑制に寄与することが示されている。マウス心筋梗塞モデルを用いて、皮膚への紫外線B波の照射は、制御性T細胞の誘導に伴う心筋組織の炎症反応の抑制することで心筋梗塞後心不全の病態を改善させることが示された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

我が国での心筋梗塞や脳梗塞などの動脈硬化性疾患は、癌についで死亡原因の第2位となっており、これらの発症機序を解明し、有効な治療法や予防法を開発することが切に望まれている。UVB照射は、皮膚疾患治療の病状の改善に有効な治療法として確立されている。近年、動脈硬化性疾患や心筋梗塞後の心不全に対する治療は医療経済を圧迫しているが、UVB照射による治療は経済的負担の少ない治療法と期待される。今後、病態改善の詳細な機序や、病態改善に効果的な波長や照射条件を明らかにすることにより、新規治療法としての臨床応用が期待される。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2017 その他

すべて 学会発表 (2件) 備考 (1件)

  • [学会発表] 紫外線照射は制御性T細胞の誘導を介して心筋梗塞の予後を改善させる2017

    • 著者名/発表者名
      佐々木直人、溝口泰司、福永淳、錦織千佳子、山下智也、平田健一、力武良行
    • 学会等名
      第39回日本光医学・光生物学会
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [学会発表] 紫外線照射による心筋梗塞後の心不全抑制効果の検討2017

    • 著者名/発表者名
      佐々木直人、溝口泰司、Hilman Zulkifli Amin、力武良行、山下智也、平田健一
    • 学会等名
      第45回日本臨床免疫学会総会
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [備考] 神戸大学薬科大学 医療薬学研究室

    • URL

      https://www.kobepharma-u.ac.jp/edrs/faculty_member_list/medical_pharmaceutics.html

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

URL: 

公開日: 2017-08-25   更新日: 2020-03-30  

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