研究課題/領域番号 |
17H07283
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 園田学園女子大学 |
研究代表者 |
森 瞳子 園田学園女子大学, 人間健康学部, 助教 (70508803)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 社会性の発達 / 注視率 / 自閉症スペクトラム / 看護学 |
研究成果の概要 |
本研究は、就学前の自閉症スペクトラム児は、注視点検出装置であるGazefinder(以下、GF)による注視率が療育によって変化するか、療育による社会性の発達が療育後の注視率と関連するかを明らかにすることを目的とした。 2017年度は、検査の途中で飽きてしまい2名が離席し32名中30名、2018年度はGF調査前から拒否が強かった1名を除く33名中32名が全検査を受けることができた。療育前後で顔画面の注視率(まばたきの口,口動の口とそれ以外)に有意差が見られた。療育後の社会性の発達年齢の変化量と静止顔画面での目、口、画面全体の注視率の変化量と関連が見られた(r=.385, .390, .516)。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、療育の最中に療育の担当者と養育者が見守る中でGF調査を実施したため、検査が困難であると考えられる自閉症スペクトラム児(以下、ASD児)が安心して検査が受けられることが明らかになった。また、ASD児は、療育による社会性の発達と静止顔画面を注視する力が関連している可能性が示された。今後は社会性の発達向上させるためにも、「注視すること」をサポートする個別的な療育プログラムを導入する必要性が示唆された。
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