研究課題/領域番号 |
17H07289
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
社会心理学
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研究機関 | 徳山大学 |
研究代表者 |
井出野 尚 徳山大学, 経済学部, 准教授 (40805628)
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研究協力者 |
竹村 和久
玉利 祐樹
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 多属性意思決定 / 消費者行動 / 情報モニタリング法 / 眼球運動測定 / 意思決定方略 / 意思決定 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、多肢多属性意思決定状況での、情報呈示様式による意思決定プロセスへの影響を検討し、消費者の意思決定を支援する情報の呈示様式を提案することである。 特定の情報をハイライトするといった操作によって、消費者の意思決定が誘導されている可能性を考慮し、属性値の提示様式の検討、そして、対比条件としてシミュレーションを実施した。属性値の単純な提示様式として、二値での情報呈示様式を開発し、その際の眼球運動データから、意思決定方略を推測した。実験結果から、2段階意思決定方略を用いている可能性が示され、該当する方略を用いた場合の意思決定の正確さや認知的努力の程度について、シミュレーションを実施した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今日の情報環境下において、多くの製品情報が入手可能となった。一方、情報が多くなりすぎると意思決定が困難になることが指摘されてきた。インターネットを介した購買やウェブ広告の進展という状況を鑑み、どのように多くの情報を縮約し、呈示すればよいのかといった問題は、消費者の意思決定支援のために重要な課題と位置付けられる。本研究では、情報呈示様式による意思決定への影響について、行動実験と、規範的アプローチ、シミュレーションを用いて統合的に検討を行った。また、意思決定の基礎過程の選好形成過程、そして、社会的状況や商品との接触法などの、非合理な意思決定を導く諸要因についても、検討を行った。
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