研究課題/領域番号 |
17H07291
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 宇部フロンティア大学 |
研究代表者 |
山崎 啓子 宇部フロンティア大学, 人間健康学部, 助教 (40803961)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 成人先天性心疾患看護 / 移行期支援 / 先天性心疾患 / 患者教育 / 成人期医療への自立支援 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、CHD患者へ自立支援に向けた教育方法の開発を目指して、疾患管理と日常生活上の問題点を抽出し、必要な教育ツールを検討することである。本研究の対象CHD患者は、疾患重症度にかかわらず8割以上が自身の疾患や治療について認識できていた。日常生活上の問題点としては、就学時に半数程度が困難と感じる経験をしており、重症患者の場合は就業への不安を強く抱いていることが明らかになった。 治療や予後だけでなく、成長過程で発生する問題(就学や就業、妊娠/出産、日常生活の過ごし方)を早期に解決していくことが必要であり、支援時期や方法(相談窓口の設置など)も検討していくことが重要であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
医療の進歩に伴い、成人を迎えることができるCHD患者は増えている。しかしながら、長期に及ぶ疾患管理が必要な患者も多いため、疾患に関連した問題点だけでなく、成長に伴う問題も抱きながら生活する場合も多い。また、CHD患者は疾患だけでなく、病状経過の個別性も高い。今後の支援を検討する上で、今回の結果は支援内容だけでなくそれぞれの状況に合わせて対応できる支援方法(実施時期と活用ツール)を検討していくことの重要性が示唆された。そのため、これらの内容は、CHD患者にかかわる医療者が、CHD患者の特性を理解し、生涯にわたり有意義な社会生活を送るための支援方法を検討するための資料になると考えている。
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