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『古今和歌六帖』の万葉歌に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17H07292
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 日本文学
研究機関四国大学

研究代表者

田中 智子  四国大学, 文学部, 助教 (00807422)

研究期間 (年度) 2017-08-25 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワード古今和歌六帖 / 万葉集 / 万葉歌 / 源氏物語 / 面影 / 藤原実方 / 枕草子 / 国文学 / 源順 / 王朝和歌史
研究成果の概要

本研究では、『古今和歌六帖』における万葉歌の位置づけに再検討を加え、当該の万葉歌が後世の物語作品や歌人にいかに享受されたかに検討を加えた。平成29年度には、藤原実方の家集に検討を加え、実方の詠歌に『古今和歌六帖』がふまえられている箇所が少なくないことを考察し、人々の和歌の教養の基盤を成すような歌集としての同集の意義を明らかにした。平成30年度には、『源氏物語』と『古今和歌六帖』の関係について検討を加え、『源氏物語』が『古今和歌六帖』に学びつつ、和歌的表現を散文に取り入れた様相を明らかにした。また並行して、『古今和歌六帖』の構成が『万葉集』の構成にいかに学び、それを取り入れているかを考察した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

『古今和歌六帖』は『万葉集』・『古今集』等の前代の歌集の伝統を受け継ぎ、『枕草子』・『源氏物語』等の後代の作品に多大の影響を与えた、和歌史上逸することのできない重要な歌集である。本研究では、『古今和歌六帖』所載の万葉歌を中心に考察を行い、『古今和歌六帖』がいかなるかたちで『万葉集』を享受したかについて検討を加えた。さらに、万葉歌が、『古今和歌六帖』を介して、『源氏物語』などの後世の仮名散文や藤原実方などの歌人らに影響を与えた様相をも明らかにした。本研究は、文学史・和歌史上における『古今和歌六帖』の位置づけについて、新たな見通しを開いたものと考える。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019 2017

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 古今和歌六帖と実方集―古今和歌六帖の享受の様相―2017

    • 著者名/発表者名
      田中智子
    • 雑誌名

      言語文化

      巻: 15 ページ: 27-36

    • NAID

      40022086470

    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [図書] 源氏物語の諸相2019

    • 著者名/発表者名
      高木和子・林悠子・田中智子・宋晗・井内健太・北原圭一郎・山口一樹・アントナンフェレ・廖栄発
    • 出版者
      青簡舎
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

URL: 

公開日: 2017-08-25   更新日: 2020-03-30  

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