研究課題/領域番号 |
17H07298
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育心理学
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
浦上 萌 久留米大学, その他部局等, 助教 (70805762)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 心的数直線 / 計数 / 幼児 / 数量概念 / 保育 / 認知発達 / 保育場面 / 数量表象の発達 / 数量活動 |
研究成果の概要 |
数量の知識や能力を規定するものに心的数直線がある。心的数直線は,就学前後で形成されると考えられているが,それに関わる要因は明らかになっていない。本研究では,4歳児から歳6児を対象に,数直線上で数を見積る数直線課題を用いて心的数直線の発達を検討し,それにかかわる計数行為の特徴を明らかにした。 さらに,計数は保育で日常的に行われる算数活動のひとつであるため,保育の中で行われる計数活動を明らかにし,心的数直線という表象形成のメカニズムと計数との関係性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
まず,保育実践における数量活動と,認知発達における心的数直線との関連を明示できたことに社会的意義があると考える。両者の関連が明らかになることで,実践場面と認知発達とのつながりが明らかになり,日々の数量に関わる保育活動の重要性が実証できた。 次に,日常的に行われている計数能力の発達と,内的な表象である心的数直線の発達との関連が明示できたことに学術的意義があると考える。ピアジェ理論に立てば,内的操作や表象は,身体活動を伴う具体的な行為が内化したものであるため,指を使用した計数活動が,内的表象として心的数直線を形成すると考えられる。
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